光るプラカードの運用例:キッセイ文化ホールでのコンサート(新型コロナウィルス感染拡大防止対応版)

このページでは長野県のキッセイ文化ホール(長野県松本文化会館・松本市)でコンサート運営をする際のプランを紹介します。

こちらのプランはホクト文化ホールにおける多用プランではなく、会場の特性を生かした6枚の光るプラカードと案内スピーカーを効率よく使ったプランです。

( 投稿 / 加筆修正)

1階エントランス

キッセイ文化ホール大ホールの入場口は2階にあり、会場の1階エントランスには自動散布の消毒機が多数あるため、入場時に消毒のお願いをしています。

消毒液散布機の上部のプラカード部分に案内スピーカーを挿して、来場者に消毒のお願いをリピート再生しています。

スタッフは混雑時の空いている散布機への誘導・入場口(2階)の案内・1階奥にある車椅子入場口への誘導を兼務しながら、1階エントランスが密にならないようコントロールしています。

【ポイント!】
・会場備え付けの備品が優秀な場合はうまく利用しましょう。
・逆に反応の遅い消毒液散布機の場合もあります。その場合はスタッフが消毒液を手に持ってスプレー散布した方が早い可能性があります。

2階入場口(列整理・検温)

キッセイ文化ホール備え付けのサーマルカメラをロビーに出して、入場時に検温を行っています。検温の際、お客様がモニターを確認できるようにするとそこで立ち止まってしまうため、スタッフのみ確認できるように設置しています。

サーマルカメラの検出精度を高めるため少し迂回するような動線を作成しています。

入場ゲート入口に光るプラカード+案内スピーカーを設置して入口をわかりやすくするとともに、各種案内を視覚的・聴覚的にお伝えし、スタッフの発声機会を抑えています。

・サーマルカメラ利用時、お客様がモニターで確認できるようにすると、お客様がモニターを覗き込んでボトルネックになる場合があるため、極力お客様にモニターが見えないようにしましょう。

2階入場口(もぎり・チラシ配布)

入場ゲートまで少し迂回するようにし、その間に案内スピーカーと光るプラカードで効果的に案内しています。
ほとんどのお客様が半券を切った状態でもぎり(半券回収スタッフ)の所に来ていただくため、スムーズに入場いただけます。

チラシはビニール手袋をしたスタッフがお客様に手渡ししています。チラシをお客様に取っていただく方法もありますが、その場合、お客様がチラシ上部のみを触って取るとは限らないため、チラシはスタッフが渡したほうが衛生面で有効と考えます。

・「半券をお客様が切る / QRコードなど非接触もぎり」などの事前告知はマスト!

2階ロビー

【光るプラカード】吊り下げタイプ(エレベーター誘導)

このホールは2階が1階席入口となっていて、お客様がどの入口から入ればよいか少し混乱する会場です。そのため、2階席への誘導を促す光るプラカードを用意しています。

また、2階席へ行くエスカレーターが少しわかりにくいため、光るプラカードでエレベーターの場所をアピールしています。

【ポイント!】
・お客様が立ち止まる場所・機会を減らすことが密を解消する重要ポイントです!

客席内(開場時・休憩時)

客席内では、お客様にマスクの着用と会話を控えていただく案内をすべきだと考えています。

スタッフも発声を控える必要があるため、弊社ではこの場面でも光るプラカードを使用しています。動画では女性が手持ちで案内していますが、光るプラカードはモバイルバッテリーを含めても約800gととても軽いため、女性でも無理なくアピールすることができます。

【ポイント!】
・公演中のみならず、終始できる限り静かにしていただくことは感染対策として重要です!

客席内(終演時)

スムーズな時間差退場を行うにも、やはり分かりやすい案内が必要です。

弊社では、終演後、間髪を入れず、光るプラカードを持ったスタッフが客席通路に登場することで、お客様が立ち上がる初動を制限しています。

また、ロビーが密にならないよう退場のタイミングをコントロールする必要があるため、ステージ上のMCと場内外のディレクターの連携も必須です。

今回の運営では開場時にロビーで使用していた光るプラカードを、終演時には場内で使いまわしています。

【ポイント!】
・公演が終了したら、お客様が離席を始める前にスタッフを配置しましょう! タイミングが難しいですが勇気を持って飛び出すことが大事です!!