イベントナガノがコロナ禍の2020年6月より様々なイベントを視察・運営サポートしてきた中で、イベント運営をどうするのが一番良いかをメリット・デメリットを踏まえて現状の「ベター」な方法を模索する企画。

今回は再入場口の設置・運用とに交差しない動線についての考察と提案です。イベントナガノでは以下の方法を提案します。

一方通行になるような動線の確保を、そして再入場時には再度来場者確認と検温の実施をオススメします。

一時退場・再入場時のルールを決めておく
ゲートを通る人のイラスト(いらすとや素材)

開場/開演中にお客様が一時退場を希望することがあるため、再入場口を用意することが必要です。
再入場口を作らず一般入場口から入退場するのは、お客様の距離を保つことができず交差する可能性が高くなるため、コロナ禍の現在では不適切と言えます。

当日の運営スタッフに余裕があれば、一時退場口と再入場口を分けてお客様の接触機会を減らしましょう。難しい場合は再入場口の中央をパーテーションで仕切り、左側通行など一方通行にして接触機会を減らしましょう。

再入場の管理方法ですが、コロナ前は「再入場券」を用意しお客様に配布・再入場時に回収する方法、もしくは半券を持って退出・再入場時に確認が一般的でした。
コロナ禍の現在では「再入場券の配布」はお客様とスタッフの接触機会を増やすため不適切です。
半券の確認のみだと「お客様が入れ替わった場合」に保健所が追跡できません。こういう事例はあまり見受けられないかと思いますが感染予防の観点からするとよろしくありません。

入場者管理をしっかりとするのであれば、退出は半券のみ、再入場時に再度、来場者確認(来場者カードの提出など)と検温をお願いすることをオススメします。

なお、再入場自体を不可とすると人の入れ替えが無くなるためお客様にはご不便をおかけしますが効果的です。松本山雅FCホームゲームでは7月の再開時から再入場不可となっています。

一方通行・交差しない
行列のイラスト(いらすとや素材)

一方通行になるような動線の確保、待機列と動線が接触しない工夫が必要です。

客席内への入退場も可能であれば入口専用の扉と出口専用の扉を決めて接触機会を減らしましょう。難しい場合は再入場口と同様に中央をパーテーションで仕切って一方通行にしましょう。

休憩中などトイレにお客様が集中すると待機列が出来ることがあります。列ができる事を想定して、パーテーションで客席に向かうお客様とトイレ待ちで並んでいるお客様との接触や密を防ぎましょう。足あとPOPがあれば並ぶ場所がわかりやすくなるとともにソーシャルディスタンスの確保もできるため、積極的に利用しましょう。

グッズ・CD販売などを行う場合は、極力人通りが少ないところで簡素化・密にならない・待機列が長くならない・長くなっても1m以上の間隔を空けお客様との接触が少ない場所に列を作るなどの工夫が必要です。

規制退場

退場時はお客様が一斉に退出するため、密になりやすいです。このため、退場のタイミングを主催者がコントロールして密にならない対応=規制退場が必要です。

基本的に扉近く・通路近くのお客様から退場いただき、徐々に他の方に退場いただくようにしましょう。
すべての扉から同時に退場すると入場口で混雑が発生しやすくなります。この点を考慮して退場のタイミングを変える・退場のゲートを絞るなどを対策をしましょう。

コントロールの仕方ですが、影アナでも十分ですができればステージ上で案内しながらコントロールしましょう。プロジェクターなどでステージに案内を投影できる場合は積極的に利用を。

お客様と演者のエリア分け

お客様と演者が接触しないエリア分けは重要です。楽屋動線と表周り(入口・客席)動線は明確に区別し、交わらないようにしましょう。

また、お客様から演者にプレゼントを手渡しする行為や終演時の握手会やお見送りなど接触となる行為も避けたほうがよいです。開場時の受付でお客様→演者のプレゼントをお預かりすることも、プレゼントを介した接触行為となるため、現状では禁止としている公演が多いです。